ユーロ2024…アディショナルタイムの思わず声が出る振り向きざまのゴールでイングランド、ファイナルへ。
2024.07.11
オランダVSイングランドのセミファイナル。キックオフからオランダのインテンシティの高さが目につく、、、すると6分過ぎ、最終ラインがヘッドで跳ね返したボールを後ろ向きで処理しようとしたライスをシモンズが競り合って潰してそのまま前へ、2タッチほどドリブリングしてペナルティエリア外から思わず声が出る強烈な豪快ショットを突き刺し、オランダ先制。
だが13分過ぎ、サカのカットインからのシュートの跳ね返りをケインがシュートしたところ、ダンフリースがブロックに行ったが足裏を見せて入ってしまいオンフィールドレビューによってPK判定。これをケインがゴール左隅ギリギリに決めて1-1に。
その後はスコア動かず延長戦かと思われた後半アディショナルタイム、ケインに替えて投入していたワトキンスがスルスルとゴール右のポケットを取り、入って来たボールをワンタッチから振り向きざま逆サイドへ突き刺すゴール。こちらも思わず声が出るゴールでイングランドがオランダを下した。
オランダのインテンシティ高いフィジカルコンタクトに対して、イングランドもやや苦戦しつつも巧みなフィジカルバランスであったり身法というか、身体の使い方、背骨の動きで対抗。
また、ほぼほほイングランドがボールを保持していた展開だったかもしれないが、オランダはがっちり守備ブロックを形成、、、それに対して(あえて言うなら今年の日本サッカーのワードであるチャカチャカと?)イングランドは繋ぎながら人が動く、、、スペースを空ける→スペースに入る…という流動性で、日本のJリーグのクラブのポゼッションとか細かいパスワークとは全然全然違うんだな。。。自分たちがボールを握って、、、などとまだ言ってるクラブ(監督も選手も)は、その点をよくよく見てみりゃいいってツクヅク思いましたね。昨夜は天皇杯を見させられただけにね。
スペースを空ける、そのスペースに入る・そのスペースを使う、っていうのが、どうも日本の選手・チームが上手くないというかクラスアップしない。(だからいまだにトップ下を置きたがる、トップ下でプレーしたがる選手が居る、、、んじゃないか、とも…)
これは、フットボールの成り立ちなりスタートなりの違いであったり、民族や紛争を含めた歴史・文化の大きな違いかもな。
また、フォーデンはこの試合は80分で下がったが、今シーズン(もう昨シーズンだが)イングランド・プレミアリーグを見ていてもワンランク、ステージアップした印象。
この一戦が素晴らしい内容のフットボールということではないが、既に時代遅れのフットボールからいつまでも脱却できないJリーグのクラブは、この試合をよ~く見た方がイイんじゃないか。
…と昨夜の天皇杯を見た反動を愚痴ってみる。。。