U-18プレミアリーグ・ファイナル…
2023.12.10
J SPORTSでライブ放送されるので(埼玉スタジアムには行かず)視聴。今年は青森山田とサンフレッチェ広島ユースの対戦。高校サッカーとJリーグクラブユースの対戦っすな。かねてから高校サッカーとクラブユースと対戦は気になるところ。
この試合、キックオフ直後から青森山田がインテンシティの高さを見せて押し込むが、徐々にサンフレッチェが技術を見せるようになり、、、昔からの高校サッカーVSクラブユースのデフォな展開の様相に。サンフレッチェは技術は見せるが単騎突破に終始する感じで、美しい攻撃からのフィニッシュが惜しくもゴールポストを逸れていったシーンが唯一決定的チャンスだったように思うが、それが後半のサンフレッチェのパフォーマンスの呼び水になったかも…
後半に入ると、サンフレッチェは青森山田の強度とフィジカルに慣れたこともあるのか、加えて中盤から鋭いパスが前線に通されるようになり、速い縦に矢印の向いた攻撃を発揮。
その流れでサンフレッチェ先制。
ここで存在感を大いに発揮したのは、先のU-17ワールドカップでも奮戦した中島だったな。アウトにかけてピッチを斜めに突っ切って逆回転のかかったパスは秀逸だった。
残り10分近くから青森山田がボールを握り続けてサンフレッチェは防戦一方に。だが、このまま逃げ切るかと思われたアディショナルタイム、ロングスローがそのままゴールインしてレフェルーはゴールを認めて青森山田が同点に追いつく。
ゴールキーパーが触ったというジャッジメントなのか???(ゴールキーパーのジャンプを妨害したようなプレーは、ボールに行ってないしファウルじゃねぇかとも思うが、あれはファウル取らないレフェリーも居るからなぁ…)
こうなるとやっちゃう高校サッカーの方の典型的なパターン、、、中盤での競り合いでモノにしたボールをスルーパス、、、ゴールキーパーとの1対1を沈めて青森山田が逆転。
なんとアディショナルタイムの連続ゴールで青森山田の逆転勝利となった。
まぁね、、、これを土壇場の底力とか、アディショナルタイムでドラマとか、言う感は私には無いなぁ。。。
クラブユースの方も、こういう相手に相応の戦いをできなきゃイカンのじゃないか。
だからいつまでも、ナショナルチームの戦いでもイザという時に頼りになるのはクラブユース出身選手じゃなくて高校サッカー、、、とか言う人が減らないんだよ。
アンダー世代の勝ち負け特化を求めるわけではないが、むしろ選手たちより指導者・コーチのスキルの問題なんじゃないかね。
あと、あらためて思うんだが高校サッカー選手権なるものも結構なんだが、それがアンダーカテゴリーの最高峰のように扱われる(なしいはクラブの存在を一般ピープルに知らしめることができないでいる)のはもう時代的にどうなんだ…と。
その1つの方策としてU-18のプリンスリーグそしてプレミアリーグを創設したんだが、それは良かったんだが、そこから次のフェーズに行かないね。
実際、このU-18プレミアリーグ・ファイナルだって以前はテレビ朝日が(BS朝日だったこともあるが)中継していたのに、J-SPORTSだもんな、今や。
何に価値を、付加価値を付けるのかが、日本のフットボール界はヘタクソだ。
そうそう、昨日の天皇杯ファイナルでも何度もあったんだが、ロングスローをやりたいのは結構だが、ボールをタオルで拭くのはNGにしないのかね。時間のロスにもなるし。
この試合なんて、ベンチのサブの選手が拭いてたりしたよな。
タオルでボールを拭くのは禁止だな。そんなん容認してるのは日本だけなんじゃないか、、、っていうか、タオルで拭くって感覚自体が存在するのが日本だけなんじゃないかと。
なお、この試合は上空からのテクニカル映像のような俯瞰映像がリプレイでインサートさえれており、これは J SPORTS のナイスなワークだったかと。JFAがテクニカル映像として撮っている映像なのかもしれんが。
カテゴリー:サッカー・日本サッカー総合