鎌田は出番無し…ラツイォVSモンツァ。
2023.09.25
ミッドウイークにチャンピオンズリーグがあったので、ある程度ターンオーバーすることは予想されたことではあるが、それとは別にそろそろゲンドゥージをスタメン起用するかな…という予測もでき、そのとおりになった形。
ミッドウイークのチャンピオンズリーグでは、ホームでのアトレチコ・マドリー戦にスタメン起用された鎌田は、前線からの落としにミドルシュートを放ったシーンもあったが、相手のシュートをブロックに脚を出したところがディフクレクトして失点につながってしまい、60分過ぎに交替し、ちょっと印象は良くなかったか…なお、試合の方は終了間際にラツイォのゴールキーパーのプロヴェデルのヘッドでなんとかホームでドローに持ち込んだ。
それから中3日、セリエAでも勝点が伸びないラツイォはホームにモンツァを迎えての一戦。
鎌田が起用されてきた位置にゲンドゥージが入った。
サッリ監督は鎌田とゲンドゥージを同時起用は考えてないのかというメディアの質問に対して、ルイス・アルベルトが不在の時でないと想定していない、、、的な回答だったようで、まぁそうだろうな、と。
そのゲンドゥージ、まぁあんまり目立ったパフォーマンスとも思わなかったが、右ワイドに開いてボールを受け、中に入れて、そのボールを浮かしてインモービレを裏に走らせたところでスピリントし、インモービレの落としをシュートしたシーンは(相手ディフェンダーにブロックされた…)スケールの片鱗を感じさせた。
ラツイォはとにかく中盤がスパスパ行かれ、ま、Jリーグでも4-3-3のフォーメーションのチームでは状態が良くない場合にしばしば見られる状況なんだが、ここまで失点の方が得点より多いのも頷ける内容。
モンツァは3バックで両ウイングバックがワイドに張っており、そこを起点に前へ出て来る動きに後手に回り(これもJリーグでも4-3-3のチームがやられる場合に見られる光景…)最終ラインの前に中盤が戻ってバイタルを消しても、後ろ向き(自軍ゴールに向かっている)状態で、さらにその後ろに入られてフィニッシュされるという、、、まぁ、そんなシーンが幾つもあり、これを改善できないことにはサッリ監督もマズいんじゃないか。。。
ゲンドゥージは55分あたりの3枚替えで交替。
ゲンドゥージに替わって入ったのが、鎌田との交替でも入っていたベシーノで、以前も書いたと思うが、このベシーノに特にタレント性は感じないんだが、この試合を視聴して何故に使われるかちょっとわかった気がする。
攻撃でも守備でも武器っていうほどのモノは無いんだが、なんか上手く入り込んでいるんだな。
あと身長があるんで、ヘッドはある。
試合の方は、前半の早い時間帯に左ウイングのザッカーニのドリブル突破からPKを獲得してラツイォが先制したものの、前半のうちに前述のような形でモンツァが同点に追いつき、後半はスコア動かず、1-1のドローでタイムアップとなった。
そもそもキックオフ直後も勢いがあったのはモンツァの方で、ラツイォにとってはモンツァごときをホームで叩けないとは…ってところだ。
55分の3枚替えからラツイォの縦へのスピードはアップしたんだが、モンツァの方もそれまでのスピードや運動量も落ちてきた状態だしな。。。逆にオープンな状態になって、互いのゴールに迫るシーンは増えた展開となった。
さぁて、ラツイォの立て直し、巻き返しはなりますかな。ちょっとヤバそうなんだが。。。