「スーパーサッカー」を葬ったTBSが一転サッカーをヨイショ??
2010.07.22
パラグアイ戦が局史上最高の数字を出してくれたもんだから、ワールドカップ前からは手の平返しでサッカーネタを扱ってんじゃないか、、、なんて言う方がいたり。
ま、確かにTBSに限らずワールドカップ前はサッカーを冷遇、ほとんど無視、葬り去ろうという意図(決意)アリアリだったよね。っていうか、北京オリンピック後くらいからじゃないかね、露骨にサッカーを追いやってきた。
何故そこまでするかというと、TV局もプロ野球中継で儲けてきたので、そのプロ野球中継の視聴率がどんどん下がってきて、中継数も減らして対応するようになったけど、まだ歯止めがかかりそうにないので、その最大の敵であるサッカーを消せば延命できる、、、ってな感じだろ。
そうした一貫だもんね、TBSの「スーパーサッカー」の強引な葬り方は。「スーパーサッカー」の件は以前も一度、また今度、って書いてあるので明日にでもエントリーします。
とにかく、、、高度な野球の面白さはサッカーの比ではない、、、とか、2006年の惨敗でサッカーは日本人の関心から消えた、、、とか、そりゃ酷いもんだ。何て言い草!? そこにはスポーツ文化云々とかに貢献しようというような心の欠片もない。
しかしそうやってもプロ野球中継の視聴率はジリジリ下がり続け、ますますサッカー無視の攻勢を強めた中での今回のワールドカップ、、、ビックリしたのは開幕直前の金曜日(開幕は土曜日ね)に、突然各局でワールドカップ開幕直前で盛り上がってきてます!!って煽りが朝のワイドショーなりで展開されたことだ。その時に推察したのは、きっと関連グッズが売れてないので、電通へ何とかしろ!!っていう話が行き、電通から各局へ要請というか圧力がかかったのだろう、と。それくらい冷えていた。
そんな中で開幕してみたら、日本戦じゃないのに、盛り上がらないようにしてきたのに、土曜日・日曜日と高視聴率連発で、その視聴率が判明した日(月曜日)夜のカメルーン戦ではいきなり45%という数字が出て、、、超・驚いたんじゃないかな。そこからは、こりゃぁ行ける、行かなきゃ、、、ってなもんで、大慌てでプッシュ。
ワールドカップが終わっても、以前と比べれば少しかもしれないがサッカーネタの扱いが明らかにある!!存在してる!!って感じか。ま、つまらん取り扱い内容だがね。ま、ワールドカップ前にように野球を取り扱えないよなぁ、いくらなんでも…そのためには時間が経過してくれないと。なにしろ厚顔無恥に取り扱えないくらい数字が酷いから。先週末の土曜日・日曜日のデーゲームのプロ野球ジャイアンツ戦の視聴率も、ともに3%台前半だったそう。土日のデーゲームは年配の人たちが見るのでゴールデンタイムが下がっていく中でも7%とか6%とか出ていたのに、こりゃ本当に地上波TVでの終末は近い。これからは毎年日本シリーズにジャイアンツかタイガースを必ず出すようにするしかないね。でももうどうしようもないだろ。
もうJリーグと全く同じレベル。それまではJリーグの視聴率を消費税超えましたかぁ、、、などと散々バカにしていたのに。
しかしショックだろう、TV局にしてみれば。あれだけ力を注いでサッカーを葬ってきたにもかかわらず、ワールドカップ開幕からカメルーン戦のわずか3日ほどで全てが帳消しになったのだから。今やワケのわからないインチキの「世界一」など通用もしない。口にするのもはばかれる。だって段々段々と薄々わかってきたんだもん、真実が、価値が、胡散臭さが、世界というものが。
ワールドカップ序盤では、結構大きな顔をしているワイドショー(TBSではなく他局だが)のMCが、こんなに面白いスポーツ他にないもんね、、、などと、これまで何年も何年もその方を見てきた我々が耳を疑うような言葉を満面の笑みを浮かべて口にし、日本代表はJリーグあってだよね、、、とも言い、その一方で、あまりにサッカー賞賛ばかりになるので野球も一応持ち上げとかないと、と思ったのか、若い男性局アナがJリーグあって…の言葉を引き取り、野球の世界一もプロ野球があってのことでモゴモゴと言っていた(フォローしていたつもり??)が、そんな気遣いはもはや明確に場違いな様相を呈していた空気を目撃した。
女子U-20ワールドカップ…残念ながら最終戦でヨーロッパ2位のイングランドを3-1で破りながらも同時刻キックオフのメキシコVSナイジェリアが1-1のドローにされてしまったため、勝点「1」及ばすグループリーグで敗退となってしまった。メキシコVSナイジェリアが勝敗がついてくれればグループリーグ突破となったのだが、ドローに持ち込まれてしまった。初戦にメキシコに3-3、2戦めにナイジェリアに1-2、そしてイングランドに3-1…7ゴールも奪いながら、やはり失点が多過ぎたと言わざるをえまい。どうも守備が、特に1対1の対応が甘く、守備ブロックの形成も甘かった感じで。レギュラーのディフェンダー陣がケガだったようだが、昨夜のイングランド戦のようなパフォーマンスができれば十分勝ち上がれたのに残念。
女子サッカーはアメリカ、ドイツ、ブラジルがトップ3と言ってよいのかもしれないが、実はブラジルもグループリーグで敗退、ヨーロッパチャンピオンのフランスもグループリーグ敗退、そしてアジアチャンピオンの日本も。気を取り直して、9月にトリニダード・トバコで開催される女子U-17ワールドカップ、そして来年の女子フル代表のワールドカップを期待しよう。