来年の天皇杯の日程、少しは改善されたか…
2016.12.09
昨夜のクラブ・ワールドカップ開幕戦、縦への仕掛けが無い鹿島アントラーズは低調なパフォーマンスで、挙句に後半早々にセットプレーから失点してオイオイ…ってところだったが、選手交替から息を吹き返し、ようやく縦突破が出るようになって逆転。やれやれ、、、といったところだ。
アントラーズの中盤底で永木がいいプレーを見せていたが、この試合の「プレイヤーズ・オブ・ザ・マッチ」(←FIFAのテクニカルグループが選出)にも選ばれた。もうちょっとでもロングパスやミドルパスがあればな、という印象をもつが。
柴崎岳は、先日の「チャンピオンシップ」同様左サイドハーフでスタメンだったが、後半途中に中盤センターにポジションを移し、何度もいいパスを供給。やっぱり柴崎は中央でしょ…という声もあるんだが、でもこの展開だからあそこに置けたんでしょ。それと、ダブルボランチを組む永木と柴崎で、永木の方が高い位置をとって柴崎がアンカーのような形になっているのは、ちょっと新鮮だったかな。でも、そういうこと。
さて、昨日、来年の天皇杯全日本選手権の日程が発表され、ファイナルは従来どおり元日(再来年の元日)なんだが、例年(もちろん今年も)12月下旬にクオーターファイナル以降の3試合を戦わせる無茶な日程だったのがようやく改善され、12月23日がセミファイナル、そして元日がファイナル、という2試合だけになった。ここは私なんかがずっと言い続けてたことなんで、まあよかった。ということで、クオーターファイナルは10月25日となる。
でも、これでもJリーグが終わってから間が空きすぎるという意見も多く、それはそのとおり。また、勝ち上がれば上がるほど、オフが短くなってしまい、天皇杯で優勝したチームが翌年のJリーグで苦戦することが少なくないのも、そういうことも関係していると見るべきだろう。ましてや、天皇杯で優勝するとACL(アジア・チャンピオンズリーグ)出場権を得るわけで、2月中旬には公式戦を戦う態勢をつくらないといけないという。それだと、全然オフがない。その問題は確かにありますね。ファイナルを元日にする(し続けたい)以上、いかんともし難い部分。
あと、これはたいへん大きなポイントだと私は思うんだが、これまでACL出場(4チーム)は「シード」されて Round 16(4回戦)からの出場だったんだが、このシードは取り止めて、J1とJ2のクラブは全て2回戦(6月21日)から出場することになった。シード取り止めはたいへん結構なこと。以前からおかしいって言ってたことなんで。「オープントーナメント」をうたってんのに、Round 16 からでOKなんて、本質的に実にヘンだったんだよ。
ただ、そういうわけで1回戦(天皇杯の開幕)は(今年は8月だったんだが)4月22・23日となり、そうすると「都道府県代表決定戦」なるものは当然それより前に行うわけで、地域リーグ開幕すぐ(あるいは、開幕前の可能性も??)あたりに早々に天皇杯の「都道府県代表決定戦」が実施されることになる、、、という点もある。
それと、インターナショナルマッチ・デイと重ならない日程、ということもありますね。そうなると、いわゆる「平日開催」ということになるわけだが(1回戦は土・日曜日だが)カップ戦はそれが国際標準だと思いますよ。