延長戦で3発という”劇勝”…ではあったが。

ちょうどこの試合前、前日かな、某解説者(元日本代表選手)のこのチームに対する酷評めいたものがネットで出回って、言いたいことはわかる…ただ結果優先だしな…とも思ってたが、でも昨夜の試合の90分間は、その酷評のまんまだったという。それでも延長戦に3ゴール叩き込んで、終わってみれば3-0という結果。


スタメンを見て、鈴木武蔵はやはり使えなかったようだが、でもオナイウは使うという点は手倉森監督の絶対方針。セットプレーの守備も重要視してんだろうが、まぁオナイウがもうちょっとマトモなプレーができれば、というところ。それよりも、ふ~ん…この選手とこの選手をスタメン起用っすか、、、という点もあり(南野をスタメンから外したのは不思議ではないが)加えて試合直後の手倉森監督のインタビューによると、先制ゴールを決めた豊川を、その後にゴラッソ2発を決めた中島翔哉に替えてスタメン起用しようかと迷っていた(結局、中島スタメンで臨んだ)ということだったらしい。そのスタメンで迷った2人が(それも、チーム立ち上げからずっとこだわってきた選手が)ゴールを決めて勝ったんだから、采配的中…とか旧メディアは持ち上げるだろうが、そんな浮かれた気分にはなれないですね。
イランもグループステージの時ほど最終ラインを押し上げず、裏を突かれるのを相当警戒していて、前線の4人くらいに攻撃をまかせつつ、それでもチャンスには後ろから何人も押し上げて来た。とはいえ、中盤のプレスがやはりそんなに強いわけではなく、それなのに日本の中盤はボールを持てない繋げない、前を向けない、、、ほとんど内容のないフットボールに終始してたという。ぶっちゃけ、日本の伝統的ウリ(デフォと言ってもいい)中盤がこんなんは、ちょっと見たことないかもレベル。局地戦で個人の頑張りでスコアレスで進行した感じ。
イランのシュートが2本ほどクロスバーに救われた場面があったが、ラッキーだったと言う向きもあるかもしれないが、日本にも序盤にコーナーキックから岩波のヘッドが、不用意に飛び出した相手ゴールキーパーの広げてた手に当たってしまった場面は、あれは明らかに、たまたま当たったんであり、イランの方こそラッキーだったんじゃないか。ま、それが決まっていれば、その後の試合展開は全然違ったと思うが。
おそらく多くの人が望んだ浅野の投入が残り10分くらいになったが、まぁこういう拮抗した試合ではなかなか動けないですよ。あの交替ポイントはよかったと思いますね。それもオナイウに替えるのではなく久保に替えたが、久保は前線からの守備で相当頑張ってくれてたので、それも納得。
試合の方は、明らかに延長戦突入…どころか、こりゃPK戦だな…という空気も漂っていたんだが、右サイドハーフでスタメン起用してた矢島に替えて投入した豊川が、右サイドバックの室屋のクロスをヘッドで叩き込む。その前から室屋がオーバーラップした際に、相手左サイドバックが室屋のフェイントについて来られなかった場面が繰り返されており、その時は室屋が右足でクロスを選択していたのが、この場面では左足のクロスを選択肢、、、それが見事に豊川のヘッドにドンピシャ。
その後はイランが3バックにしたこともあって(もちろんイランの選手たちの疲弊もあり)最終ラインが非常にルーズになり、中島翔哉の左からカットインしての見事な2発。1発めの前に、イランの守備がスカスカになったし前に向いてホールを持てるようになったんで、思い切ってシュートを打っとけ…凄いのが決まるかもしれんだろ…とブツブツ言っておったんだが、まったくそのとおりになってしまった。それでもあの時間であれだけパワーのあるショットを打てる中島は、それは大したもんだろう。それまで90分間、機能してなかったとも言えるが、それを帳消しにする2発となった。3日前には90分間プレーして、なおかつこの試合で延長戦であれだけ体力を維持してて(試合直後のインタビューでも結構ケロッとしてた風に見えた)それは称賛しなくてはならない。あ、中島翔哉はいま現在、フットボールの技術的には日本で屈指の選手だと思ってます。これまで私の周囲の何人かに、そういう風に言ったことが何度もあるし、、、ただ、サイズとか競り合いでの身体のもぐらせ方とかね、その辺は今後の国際舞台やクラブのトップチームで通用するのかどうか…とは思いますが。でもこれだけの技術とパワーとスタミナがあるんで、いろいろ生かせる(活かせる)だろうとも思う。
…という、昨夜の一戦だったが、もう1つ勝たなくてはならないわけで、次は26日(火曜日)に、相手はUAEかイラクか、それは今夜決まる。イラクはこの世代では評価が高く、今大会の試合を見た限りでは、UAEの方がやりやすいかもしれない。

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