「ロンドンでいいプレーを期待してたんだが…」と書いたのは約3週間前。

2014.12.21

今日の皇后杯のクオーターファイナル、NHK-BSがライブ中継した試合で、諸事情からゴールキーパー不在のため、フィールドプレイヤーがゴールキーパーを務め、そのために守備ラインを物凄く低く敷いて、、、という試合を見ました。

最終ラインの4枚はゴールエリアの高さ（ペナルティエリアじゃないぞ）で、こういう低いラインだとやられます…っていう実証実験みたいな感じになってしまったなぁ。気の毒だったけど、そういう教材にはなるかもしれない。
サウサンプトンの吉田麻也が、コーナーキックの流れで上がっていたところ、自ら左にはたいて前へ上がり、味方の右足アウトのクロスに豪快ジャンプヘッド一発!!と思ったら、よく見たから左肩だったが、それでもいいゴール。大きなワンツーみたいなもので。
本日のタイトルだけど、「ロンドンでいいプレーを期待してたんだが…」というタイトルで一度エントリーしたんだけど、ACL（アジア・チャンピオンズリーグ）出場枠のことやら、リオデジャネイロ・オリンピック予選の方に差し替えたのが11月28日。
http://www.ladyweb.org/people/koh/blog/index.php?e=1640
その、「ロンドンでいいプレーを期待してたんだが…」というのは、その週のミッドウイークのチャンピオンズリーグで、香川にとってはマンチェスターからドルトムントへ移籍して初めてのイギリスでのプレーだったんで、ロンドンでイングランド中を唸らせるプレーをやってくれんかと期待してたんだが、、、という入り方だったもの。
昨夜、ブンデスリーガの試合に途中出場で、決定的なクロスをダイビングヘッドで外す…ゴール前にこぼれたボールを反転シュートしたが（戻りながらの反転シュートなんでイージーではないが）ガッカリするほど大きく外す…どちらもゴール正面だったんだけどな。
アジアカップに呼ばないでクラブで調整させた方がいいんじゃないか…という声も結構ある中で（私もその意見の方だが）そんな特別扱いはよくないとかアジアカップは本気で狙いに行かないとダメだとか、そういう意見もあるし。でも、クラブで調整というよりも、昨夜のプレーを見たら、本当に呼ばない方がいいんじゃないかと思える。シャドー的なフィニッシャーなら、他に何人も可能性がある選手がいるだろう。このような状態の香川を呼んでプレーさせることが、香川にとっても全体的にも、あまり適切なような気がしないんだが。。。
先のとおり、11月28日に一旦エントリーした時、、、こんな風に書いていた次第です。
（抜粋）…いいプレーもあるんだが、トラップミスやボールロストが（頻繁にあったわけではないが）何か印象に残る。まぁ最近は全体的にこんな感じ。先日の日本代表の試合でも、いちいち上手い。細かいところが非常に上手い。それは見ててよくわかる。けど、なんか手数が多くて、コネコネ?? 本人もゴールを決めなきゃっていう思いが強いのはひしひしとわかるんだが、なんだか中盤のリンクマン的プレーが中心になってしまい。それはドルトムントの現在のチーム事情や、前線の選手のプレースタイルとの兼ね合いもあると思うんだが、、、ま、ユナイテッドではファーガソンもスコールズの後継者のイメージがあったそうだから、それは間違いではないんだが。ちなみに、香川と同時期にユナイテッドに加わったファン・ペルシの最近（といっても、今シーズン初め頃）のコメントによると、ファーガソンはファン・ペルシにあと3年はやるって言ったそうじゃんか。じゃ、やってくれよ、、、1年で辞めちゃわないで。
ユナイテッドで過ごした2シーズンが収穫があったのかどうか、しばしば議論になるが、収穫がなかったということはないが、ただま、中盤でのプレーの幅は広がったけど、シャドーストライカーとしての感覚は後退しちゃったかもしれない。キレとかゴールパターンとか?? 今でもキレはないことはないんだが、以前のドルトムントでのプレーや、ユナイテッドでの最初のシーズン序盤のキレと比較するとね。スペースに風のように入り込んで速く鋭く美しいゴールを決める、っていうのは見られなくなった。ブンデスリーガでもドルトムントの対戦相手が、引いてスペースを埋めていることもあるんだが。
ドイツのブンデスリーガはウインターブレイクが長いが、その間、香川はアジアカップだろ。アジアカップでいいプレーをしたとしても、それがヨーロッパでのいいプレーに繋がるとは私にはあまり思えないが、イングランドでもいまだに香川の素晴らしいプレー、いかにも現代的なフットボールの体現者としてのプレーを期待している向きもあるようなんで、是非ともそういう彼らを喜ばせて欲しいなぁ。私らだって、ヨーロッパ方面から称賛のコメントが聞けたり見られたりしたら、そりゃ嬉しいっすよ。
（…抜粋掲載ここまで）