国際女子クラブ選手権。

柳沢敦も引退ですか…確かに今シーズンはプレー時間は短かったが、まだやれそうに思うけどなぁ。ガンバ大阪戦での終了間際の同点ゴルが見納めかな。
満身創痍なんだろうけど、、、カターレ富山ではプレーしないんだ…


2006年ワールドカップでのQBKで、そういう印象が強いだろうけど、、、あ~、でも、その他数多くのQBKモドキがあるんだけど、走り込みながら高度なダイレクトボレーを決めたり(2001年11月にイタリア戦とか)パラグアイとのテストマッチだったか、ゴールキーパーと1対1で相手を先に倒してからゴールを決めるとか、フィニッシュが実に高度だったんだが、逆にイージーなのを壮絶に外す(しかも大外しする)という。。。スペースを作る動き、スペースを突く動き、ボールの引き出しは、日本のフットボールの歴史に残るプレーヤーだったんではないかと…そういうプレーの象徴というか極め付けみたいなイメージ。今でも最高クラスなんじゃないか。そういうの、もうちょっと見たかったなぁ。
今年も国際女子クラブ選手権をやってんだが、昨夜は西が丘でセミファイナル2試合。なでしこリーグ年間チャンピオン(今回は浦和レッズ)がファイナルへ進出する期待シナリオなんだろうが、ブラジルのクラブに完敗。試合後に相手の方が上手だったとか試合巧者だったとか、なんかそんなことをコーチが言ってたようだが、それ、違うんじゃないか。前半は相手がバイタルがスカスカなんでフォワードへ楔(くさび)がバンバン通ってんのに、そこからの展開やイマジネーションが無さすぎ。そのうち、相手も楔を受ける選手に寄せるようになって振り向けなくなっていってんだが、囲みに来ているわけじゃなく、なら止まって足元で受けずにボールに寄ってターンするなりすればいいんじゃないかと、、、そうしたら、なおスペースができてチャンスが生まれるのに。んで、後半はそこを閉じてこられたら何にもできず。とにかく、選手もベンチワークもイマジネーションや工夫不足。だめじゃん、こんなんじゃ。
もう1試合は、アーセナルを呼んでんで、こっちがファイナルへ進んでくれればいいんじゃない(大野も近賀も所属しているし)という期待シナリオが丸わかりだが、サイドチェンジを交えたスムースなパスワークに完敗。こちらも(こちらはレギュラーシーズン優勝の湯郷ベルだが)守備の仕方というか、守備戦術というよりも守備の基本なりセオリーなり初歩的事項を全然コーチが指導できてないのが素晴らしく露呈され、、、日本の指導者の力量が完全に不足しておりますなぁ。
アーセナル所属の大野はこの試合2ゴールで見事な凱旋パフォーマンスとなったが、それは結構だったんだが、試合中のピッチサイドレポーターの話によると、アーセナルに入ってサイドチェンジに驚いたとか…なんか、そんなことをコメントしているようだが、それって私らが子どもの頃から知っている教えてもらったフットボールからすると、ごくごく当たり前なんだがな。今日の日本選手はショートパス大好きな傾向があるのはわかっているが、それでは打開できないわけで、ここでも指導者の力量に大きな疑問を感じるなぁ。だって、大野が今頃そんなことを言ってんだぜ。
大野の動きを見ていると、身体の軽快さといい走りといい、どう見たってアーセナルへ行ってよかったことが明白。日本のクラブでプレーしてた頃のパフォーマンスとは、全然違う。こういうアスリートとしてのトレーニング内容にも差があるんだろう…というか、明白にありますね。あと、選手のコントロール(選手に対するコントロール)についてもね。
大野のアーセナルでの2列め右サイドのプレーを見ると、日本代表チーム(なでしこジャパン)でも、以前はそこで起用されてやりたくなさそうだったりした感じだが、今なら十分行けるし、いいパフォーマンス、効果をもたらすんじゃないか。
あと、シュートだな。2戦とも、対戦相手の選手が長い脚でしなやかにシュートを放てるのに、日本選手はちょっと窮屈になると上手くシュートを飛ばすことができない。ま、日本人は短い脚で遠心力が使えないんで…というのはあると思うが、身体が硬いよ。脚のコントロールだけでなく、上体も、腰辺りも。もっともっと、しなやかな身体づくりをしないと。そうすれば短い脚でも、ピシッと打てるし、脚の短さや身長の低さを逆に応用したキックができるんじゃないか。サイドチェンジのパスにおいても同様。とにかく、そういう部分での積み重ねも取り組みも足らないよ、全然。
あ、というわけで、3回めを迎える今年の国際女子クラブ選手権のファイナルは、外国クラブ同士の対戦となり、3位決定戦は日本のクラブ同士の対戦という、興行的には締まらないものになってしまいました。6日(土曜日)なんだが、おいおい、その日はJ1最終節じゃんか、、、観ない(観られない)よ、普通。どういう日程設計してんだか。
さらに、6日と7日は皇后杯の2回戦があるんだが、これも日程丸かぶり。
国際女子クラブ選手権はBSフジ、皇后杯は「JFA-TV」でネット配信。

カテゴリー:サッカー・日本サッカー総合

▲ページのトップへ

CALENDAR

       123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

 2025年05月 

Total Ranking

  1. 2025年のゴールドカップにサウジアラビアが出場???(2024.11.23)
  2. 2024-25シーズンと2025-26シーズンのACL「ファイナルステージ」はサウジアラビアでのセントラル開催なのか???(2023.12.05)
  3. ベルギーリーグ、レギュラーシーズン終了…シント・トロイデンは「プレーオフ3」で残留をめざす。(2025.03.19)
  4. 2024-25シーズンからのACL新フォーマット。(2023.08.15)
  5. 小野伸二のトラップにマジ感動した…@ウルトラマンDASH(2025.01.06)
  6. イギリス労働許可証の格付けが(1グレードだが)昇格。(2023.06.19)
  7. はぁあ???「FIFAインターコンチネンタルカップ」ってなんだよ…(2023.12.19)
  8. 天皇杯ウイナーのACL出場権は来シーズンから変更に。(2023.12.21)
  9. 田中碧、アンパドゥとの中盤センターで…リーズ、首位奪回。(2024.12.31)
  10. メッシVSグヴァルディオルのシーンでのメッシのプレーに感嘆の至り…(2022.12.14)
  11. フットボール(サッカー)界、結構言いたい放題されてんだが何ともしようが無いのか…(2024.03.20)
  12. 三笘、FAカップのリヴァプール戦で表現の仕様のないスーパーゴール。(2023.01.30)
  13. まるでサッカー人気が下火とか低迷しているように受け取られる言動は気をつけたいものだ。(2022.12.08)
  14. Jリーグ、2026年上半期「0.5シーズン」は新大会(?)(2024.05.09)
  15. JFLも2026年から秋春制。(2024.12.21)
  16. Jリーグ「秋春制」移行が決定したが、あまりにヌル過ぎる論拠・ビジョン…(2023.12.20)
  17. やり返しておいたからな…的なカイセドと三笘の(控え目な)ハイタッチ。(2023.05.17)
  18. 何故にアジアカップはユーロと同様6月開催じゃないのかって???(2024.01.03)
  19. 【涙腺崩壊】Jリーグはこの動画をバズらせることができるか?(2022.12.24)
  20. Jリーグ選手契約「ABC契約」見直し?? それはとても良い事。早く実現して欲しい。(2023.06.29)

Recent Special Categories

Back Number

▲ページのトップへ