昨夜の天皇杯セミファイナル。

2014.11.27

昨夜は冷たい雨の中、天皇杯セミファイナル。東京と大阪のどちらの試合も、4チームともJ1優勝やら残留やら、J1昇格プレーオフの真っただ中にもかかわわらず、集中力のある、なかなかいい試合だったとは思う。技術的に見劣りする部分は、いろいろあったけど。

観客数は想定の範囲ではあるものの、むしろ冷たい雨の降る寒い平日の夜に足を運ぶ方々がおられて、ホント奇特な方々だと思うし、正直に敬意を表します。
ただ、ジェフ千葉VSモンテディオ山形が行われた大阪・長居では、「関係者」が大阪でこのカードでは厳しい…と言ったとか、某メディアの記事になっているが、じゃぁさ、対戦カードによってスタジアムを変更するとか、やりましょうね、日本サッカー協会。こういう他人事のようなコメントを聞くと、ムナクソ悪くなる。天皇杯だとかJリーグだとか、一般大衆にはあんまり区別がつかないこともありうるんで、Jリーグに観客が入らないみたいな話になるのも困るから、どうにもこうにも、対処を、対策を、真剣にとっていただきたい。なに役所仕事してんだよ、ってば。天皇杯という、ありがたい大会なんであって集客は問題外…などと思ってんだったら、そういう「関係者」は消えて行ってもらいたいもの。事前にスタジアム決まってるから変更できない…とか、仕方ないとか、そんなこと言ってちゃ時代遅れも甚だしいわけで。勝ち上がることが予想される（期待される??）チームの方のスタジアムを押さえる…というやり方は、もう古いって。大体、誰が、どっちの勝ち上がりを予想したり期待したりしてるってんだ??? そもそも、トーナメントのドローからして謎というか胡散臭いし。イングランドのFAカップみたいに、抽選でどっちかのホームっていう方が、ずっと明確（FAカップもセミファイナルからは中立スタジアムだったと思うが）ですよ。
ジェフ千葉はターンオーバーに近い感じで若い選手を起用して、大事なJ1昇格プレーオフを控えて関塚監督としては当然の選択。もっとも、今週末はジェフ千葉は試合がなく、1.5週間空くんだけれども…そこは現場の判断だろう。一方でモンテディオ山形は、日曜日にJ1昇格プレーオフのジュビロ磐田戦を控えている中、基本的にいつものスタメンで…疲労を考えればそうしなくてもいいんじゃないかとも思うが、ただプレーオフという短期決戦ではある意味で疲労よりも勢いが大事であり、その点、この試合も勝ち切り、初めての天皇杯ファイナル進出を果たしたということだけでなく、石崎監督はその賭けに勝利を収めたことになるのかどうか、、、日曜日のジュビロ磐田戦はどっちに転ぶやら。
清水エスパルスはノヴァコヴィッチを休ませたものの、大前を途中起用で使ってしまい、ガンバ大阪を含め、四者四様にそれぞれに大事な「本番」である今週末、そして来週末がどういう結末になるか、昨夜の試合がそこにどう作用するか、非常に関心が引かれるところ。