イングランド・カップ4回戦…リヴァプールVSクリスタル・パレス、鎌田の素晴らしいパスからの2ゴールもあって快勝。
2025.10.31
イングランドのカップ戦(リーグカップ)カラバオカップ、日本で言えばルヴァンカップ。リヴァプールのホーム、アンフィールドに乗り込んだクリスタル・パレス。
鎌田は中盤センターの一角で、このところ失点が多いリヴァプールはこの試合なんと3バック、遠藤航は3バック右でスターティングラインアップ。
序盤はホームのリヴァプールは相手陣内でボールを持つ時間が長いが、崩してフィニッシュまではなかなか行けず、20分あたりからクリスタル・パレスが全体的に前を向いてイイ形での攻勢を見せるようになる。鎌田もミドルゾーンから実に素晴らしいパスを前線へ供給。。。
すると前半終了間際の40分過ぎ、鎌田の20メートルほどの距離と思われる正確な浮き球のボールから、セネガル代表のサールがフィニッシュしてクリスタル・パレス先制。
さらに、今度も鎌田から、今度は味方からのパスをワンタッチでズバッと自身の体勢から直角に差し込んで、再びサールが落としてからのリターンを貰ってフィニッシュ。
2ゴールとも鎌田の(アシストの記録は付かないものの)プレ・アシストでアウェイのクリスタル・パレスのリードで後半へ。
後半に入ると遠藤が中盤へ押し上げるようになり、選手交替時にはスロット監督とタッチライン脇で話をし、そこからは(リヴァプールは3バックの形のままで)明確に遠藤は中盤センターへ。
遠藤自身は悪くないパフォーマンスだったが、主力が何人か居ないリヴァプールは攻撃の形が見えず作れず反撃のゴールは生まれず。
逆に試合終了間際にはクリスタル・パレスに追加点が生まれ0-3に。
今シーズンはシーズン開幕前のコミュニティ・シールドでのPK勝ち、9月のクリスタル・パレスのホームでの2-1と、どうもリヴァプールは今シーズン、クリスタル・パレスに勝てないでいる。
鎌田は2つのゴールに繋がったパス以外にも、同様な前線中央にズバッと通す(シューってイイ音が聞こえて来そうな)素晴らしい弾道のパスや、味方の落としを素晴らしい身体の捻じりでワンタッチで前へ鋭く送り出してフィニッシュに繋げるパスも何本かあり、現地でも絶賛されているとおりのハイ・パフォーマンス。
ま、ミドルゾーンの鎌田に対してリヴァプールは何の対応もしなかった点もあるが、来年のワールドカップで現時点で唯一大いにポジティブな鎌田の今シーズンのパフォーマンスだな。
カテゴリー:ヨーロピアン・フットボール2025-26シーズン
