鹿島アントラーズVSファジアーノ岡山。
2025.06.29
昨日行われた、首位を走る鹿島アントラーズがホームにファジアーノ岡山を迎えた一戦。今年4月にファジアーノ岡山のホームで戦った時は、ファジアーノが前半終了間際に先制ゴールを奪うことに成功したが、アントラーズが後半早い時間に追いついて、さらに逆転負して勝利をおさめた。
首位をキープし続けているアントラーズだが、私にはそれほどの充実感は感じておらず、むしろ他のクラブがちょっとね、、、というのが率直な印象。そもそもここまでで既に6敗もしておるしなぁ。だが、昨夜のアントラーズのパフォーマンスは素晴らしく、ファジアーノの前プレスを早くパスワークで無力化。球際、コンタクトプレーでもその瞬間のスピードでファジアーノの選手を明白に上回っており、さらにファジアーノの2枚の中盤底の裏にどんどん入り込んで、チャンスシーンを創出。それらが実ったゴールは18分の鈴木の見事な対角線フィニッシュ…
こういうパフォーマンスなら2016年シーズン(この年は2ステージ制で1stステージは優勝、年間勝点3位だったがチャンピオンシップで年間勝点2位の川崎フロンターレと年間勝点1位の浦和レッズを破り優勝…)以来のJリーグも大いに可能性アリ、Jリーグ優勝へ最短距離、と思わせるに十分な内容だったかと。
1-0でアントラーズのリードで迎えた後半、ファジアーノは右サイド深くボールを差し込み、ルカオがややラフなグラウンダーのクロス、、、ここに入って来ていた江坂が技術を見せてワンタッチでねじ込んで同点。フィニッシュのところ、アントラーズ最終ラインは絞って来ていてシュートブロックには行っていたが、もうちょっとコースターを消すなり限定するブロックに行けなかったか…
この同点ゴールを契機に、、、とは思わないが、また、ファジアーノが戦い方を変えて来たとも対策を特に取って来たとも思わないが、アントラーズは前半のキレあるパフォーマンスが減退。
すると同点ゴールから9分後、ファジアーノは佐藤龍之介が左からカットイン、、、フェイントでディフェンダー2人を動かしてのシュートはブロックされたが、こぼれを拾ってからの江坂の落としに神谷がペナルティエリア外からカーブを描くゴラッソを突き刺し、まさかのファジアーノ逆転。
まだ残り時間は十分あり、アントラーズはアクセル踏み入れてファジアーノのゴールに迫るが、ファジアーノも最後まで集中した堅守を継続、、、結局19本ものシュートを打たれたがそのまま逃げ切りに成功。鹿島アントラーズのホームスタジアムというアウェイで、たいへん大きな勝利を掴んだ。
合計3つのゴールはいずれも素晴らしく、だがやはりファジアーノの2つのゴールのシーンはDAZN中継視ていて思わず声が出て久しぶりに瞬間立ち上がりしてしまいましたがな(笑)
アントラーズの前半と後半の変貌(減速)ぶりは日本のチームにアルアル、、、リードしていてペースやテンポをやや落とす、あるいは相手の出方を見る(様子見する)っていうのは定石だが、一度ペースやテンポを落とすと今度は戻せない、あるいは別のギアに入れない(別のギアなり引き出しが無い?用意されてない?準備不十分?)というのは、なかなか突破できずにいる部分・次元ではないか。。。
そんなこんなも考えさせられたが、最後まで目の離せない好試合だったように思う。大いに楽しませていただいた。
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