クラブ・ワールドカップ、浦和レッズの初戦(アルゼンチンのリーベル・プレートとの対戦)
2025.06.18
12分にクロスから楽々と中でヘッドで合わされて失点。リーベル・プレートのサイドチェンジに少しずつ慣れては行って、32分にはセットプレーからヘッドでゴールネットを揺らしたが、オフサイドでノーゴール。前半0-1。
後半立ち上がり早々、自軍ゴール前でヘッドでのクリアが不十分(かつヘタクソ)が3つほど続いて格好のゴールキーパー・西川の前に舞い上がったルーズボール、、、これを(西川の飛び出しとクロスプレーになったが)ヘッドで沈められて0-2に。正直、クロスに対する中(中央)の守備対応がおそまつ。
その後、PKを獲得して松尾が沈めて1点差としたが、70分過ぎにコーナーキックからヘッドで合わせられ再び2点差に。そのまま1-3の完敗。黒星スタートとなった。
ただ、勝敗云々より、なんかレッズのプレー内容がクラシカルというか、、、試合を視聴していて感じたのは、かつての日本代表チームのワールドカップにおける既視感というか…より具体的には(この暑くて昼間の試合の光景とも相まってか)2006年ドイツ大会のプレー内容なんだが。。。
全体的にプレーが古いというか、そして数人のクオリティというか(他の味方選手たちとは)違いを見せられる選手がごく数人居て、、、この試合で言えば、松尾とサヴィオくらい。。。
レッズの選手たちがボールを持って技術やテクニックを発揮するシーンもあったんだが、その先の判断やイマジネーションが無く(足らず)持ちすぎて後ろから足を入れられたり出されたり、、、ま、それでファウルを取ってもらえたりはしたんだが、そこでフリーキックを得ることよりもプレーの遅さが目についた次第。
あとはリーベルのサイドチェンジが何気に軽やかに何本も発揮されて、こういうサイドチェンジは日本のフットボールに今でも不足しているところなんだが。。。(触発されたのか???試合終盤にはレッズもそういうサイドチェンジがちょっとだけ出るようにもなったが…)
とはいえ、リーベルのフットボールが(古い表現だが)モダンというわけでは全然なく、サイドからのクロス、、、相手ボールホルダーに対して(リーベルのフォーメーションは4-3-3なのに)きちんと普通にパスコースを消したり(消せたり)あるいは、ガツガツとプレッシングに行くわけではないものの、少なくとも2枚はプレスであったり潰しに行けたりと、ごく普通のことをやってるだけ(?)なんだが、それでもそういう(こちらもある意味クラシカル…)リーベルと比較してレッズのプレー内容がクラシカル(もっと言えば古い、印象というか…)に見えた印象。
後半はリーベルがペースやリズムを落としたのでレッズがいい感じでボールを持てるようになったイメージを持つ向きもおられるかもしれないが、それはそういうことであって。。。試合最終盤の2度ほどあったリーベルのゴール前でのストライカーなりアタッカーなら(決まる決まらないは別として)カッチリとフィニッシュを打てよ、、、っていうシーンもそうはならずで、まぁ、日本のチーム(日本のクラブチーム)のまだまだ抜け切らない(抜け切れない)ステージというかクラスというか次元を見ているようではあったかな。
…と書くと、すごく失望している風になってしまうかもしれないが、そんな失望はしていないです。浦和レッズの現在のフットボールであったりメンバー・メンバー構成であったり、そんな中でも20年ほど前の日本代表チームでの個々の選手のパフォーマンスより明らかに上だったとは思うし。
ココから抜け出す・突き抜けるには、選手の能力・力量の向上だけに押し付け(あえて押し付けと表現します…)してるだけではダメ、、、ってことが言いたいわけです。むしろ選手以外の部分でしょ、って。
なお、同グループのモンテレイVSインテルは1-1のドローで終了。浦和レッズが次戦はインテルと対戦。モンテレイ戦のインテルのパフォーマンスも、この暑さもあって明らかに低調でありましたね。
インテル戦は日本時間で今週末日曜日(22日)4:00AM。
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