やはりアジアの戦いは魔境…ワールドカップ・アジア3次予選、パレスチナVSオマーン。
2025.06.14
今週全日程終了したワールドカップ・アジア3次予選。そのグループBの最終節でプレーオフ(アジア4次予選)進出のかかったパレスチナとオマーンの対戦。
試合前の状況はオマーンが4位、パレスチナが5位、、、だが勝点差はわずか1ポイントで、パレスチナのホームで行われる直接対決でパレスチナが勝てば順位入れ替わってパレスチナがプレーオフ進出、オマーンは3次予選で敗退となる、おそらくアジア3次予選の最終節で最も緊迫感ある一戦。
スコアレスで迎えた後半早々、ホームのパレスチナが左からのコーナーキックをニアで鮮やかにヘッドでネットに突き刺して先制。
全体的にはオマーンの方が個々の選手のテクニックはやや上回る印象ではあるが、ホームのパレスチナも地元の声援を受けて一歩も引かない攻防。すると75分過ぎ、オマーンはイエロー2枚めで退場に、1人少ない状況となる。
これで俄然、パレスチナが優位となったが5分の表示のアディショナルタイム、オマーンの左からのフリーキックにオマーンの選手が裏に抜け出したところをパレスチナの選手が倒したように見え、レフェリーは躊躇なくPKの判定。
実はこの前にも、オマーンの選手がペナルティエリア内でPKを貰おうと倒れるシーンもあった。
リプレイを見ると、パレスチナの選手が明確に後ろから倒したようには見えず、VARチェックでもレフェリーの判定を支持のようでPKに。パレスチナの選手は2人がしゃがみ込んでしまって立てず、、、その中でPKがゴール右隅に決まり1-1の同点に。そのまま試合終了。オマーン、パレスチナともに勝点1ポイントを積む結果となり、4位がオマーン、5位がパレスチナ、オマーンがプレーオフ(アジア4次予選)進出となった。
ま、後味の悪いというか、まぁアジアだよなぁと。。。
VARが導入される以前のことだが、ワールドカップ・アジア予選で日本のレフェリーがこの種の類の判定で物議を醸しだしたことも数度あったよなぁ。。。
ともあれ、プレーオフ(アジア4次予選)進出国(各グループの3位と4位)はグループAからはUAEとカタール、グループBからはイラクとオマーン、グループCからはサウジアラビアとインドネシア、、、という顔ぶれとなった。
一昨日のエントリーに書いたとおり、4次予選の2つのグループ分けドローは7月17日、4次予選は10月に中立国で行われる。
※追記。なんと、アジア4次予選は中立国開催とのことだったにもかかわらず、サウジアラビアとカタールで開催とAFC(アジア・フットボール連盟)が発表。
はぁ~なんなんだよアジア。。。
ま、いつものこと…っていやぁそこまでなんだが。
じゃ、サウジアラビアとカタールは別グループになる(別グループにする)ってことだよな???
なら、それぞれのグループ開催地をクロスさせりゃイイんじゃね、、、1ミリくらいはマシになるかもしれんなぁ。
カテゴリー:アジアン・フットボール2024-25シーズン