なでしこ、ブラジル遠征第1戦は3点先取されて完敗。
2025.05.31
2023年12月にも今回同様、サンパウロで2戦行っており(第1戦は3-4、第2戦は2-0)同様フォーマットのブラジル遠征。あの時はパリ・オリンピック前という状況だったが、今回は2027年にブラジルで女子ワールドカップ開催が決定しており、そこに向けてのブラジルの強化というより強い側面を有する状況。
スターティングラインアップは、ゴールキーパーは山下、センターバックが熊谷と南、古賀は右サイドバック、左サイドバックは北川、中盤は長野、宮澤、前目に谷川、右ワイドに藤野、左に浜野、1トップは田中美南。
ブラジルは序盤からほぼマンマークでゴリゴリ。日本はなかなかポゼッションできず、ブラジルのカウンターで決定的なピンチになりそうだったが、南が自軍ペナルティエリア内で潰して前へ繋ぎ、そこから裏へフィードして田中美南が飛び出して来たゴールキーパーを交わしてゴールマウスに送り込んで先制、、、と思ったがVAR介入。オンフィールド・レビューの結果、南のファウルと取られてPK。
だが、このPKをマウスを外してくれて失点を免れる。
ところが、ゴールキーパーの山下からのフィード、、、ミドルゾーンの谷川へ付けたボールを、トラップしたところを後ろから脚を伸ばしてかっさわられ、そこから左へ展開されフリー、、、熊谷と古賀の寄せも全然なく(遅く)シュートはファインショットだったが楽々とフィニッシュされて失点。
さらに相変わらずミドルゾーンでフィルターが無く、バイタルエリアへ運ばれて、ここでも相手選手をサンドしているのにプレッシャーが無く、シュートはゴールキーパーの山下の正面だったが前に弾いてしまい、易々とプッシュされて2失点。
山下は先制点を奪われる前にはバイタルエリアからの決定的なシュートを見事なジャンプとワンハンドセーブを見せていただけに、このシーンは残念。。。
後半、今度もカウンター、、、だが熊谷が居たのに潰しもできず、走力でも競ることができず展開されて3失点め。
終盤、ショートカウンターから抜け出した交替出場の清家が一矢向いたが1-3でタイムアップとなった。
ま、現在地を知るにはよい機会だったんではないか。ベンチもほとんど戦術的な指示など行っていなかったように見えたし、そういう意図だったんだろうと。
ただ、谷川を折角スタートから起用したのに、谷川にも問題・課題は多いと思うが、チーム内に使い方が全く示されていないことは明白。谷川は交替で下がるまで、終始浮いていたプレー内容だったように思われる。コーナーキックのキッカーを務めたことくらいしか印象に残っていない。
中盤に長谷川唯が居れば、、、という意見もあるかもしれないが、変わらないんじゃないか。多少はボールをキープしてくれるかもしれないが、そこからこうしてゴリゴリとマンマークでインテンシティ高く来られると同じだろう。それに中盤でフィルターがかからないのは確実に同じこと。
それと、、、熊谷はもうさすがにキツイんじゃないかね。いつまでこうして優先的に(?)起用するんだろうな。センターバックはもう古賀でイイだろう。あと、センターバックでは南も頑張っているプレーはわかるんだが、何かと危うい。
第2戦は日本時間来週火曜日(3日)8:00AMキックオフだが、今度はブラジルが若干メンバーを落としてくると思われ、そこでどういう試合を見せてくれることやら。再びABEMAでライブ配信。
カテゴリー:2025ナショナルチーム(日本代表), 女子サッカー