アタランタに0-2から大逆転勝利でパルマ、自力で残留。
2025.05.26
スレスレの残留争い渦中のパルマ。最終節は、既に3位が確定して来シーズンのチャンピオンズリーグ出場権も獲得済みのアタランタとのアウェイ戦。普通に分が悪い状況。
アタランタに敗れて、レッチェとエンポリが共に勝つと、パルマが降格(自動降格)となってしまう同時期キックオフの最終節。
キックオフから地力に勝るアタランタがボールを保持して、パルマ陣内で試合を展開。早速、鈴木彩艶のセーブで失点を免れる。
だが10分過ぎあたりからパルマも惜しいチャンスを何度か作るが、ゴールを奪えず。
すると再びアタランタのターン。そして遂に30分過ぎ、アタランタ先制。立て続けにもう1点。この2失点は鈴木彩艶にはどうしようもないゴール右隅へ沈められたもの。
アタランタが2-0とリードして後半へ。
前半終了時点でレッチェはラツィオ相手にアウェイで1-0リード、エンポリはホームにヴェローナを迎えて序盤に先制されたが追いついて1-1。
後半早々、パルマは1点返して1-2。この試合、どちらかのターンになる時間が割と明確な展開だったが、70分、鈴木彩艶が最後尾から優に50メートルはあろうかというグラウンダーの縦パスを繰り出し、そこから速いフィニッシュでパルマ、2-2の同点に追いつく。
そのままアディショナルタイムへ、、、レッチェはラツィオに勝ち越しゴールを奪い2-1でリードの状況、エンポリは逆に1-2でビハインドの状況。。。このままパルマがドローでタイムアップしても(結果的にこの試合敗戦でも)残留となるところだったが、ここでパルマに逆転ゴールが生まれて3-2と逆転。そしてタイムアップ。
特に明確な目標の無いアタランタの低調なパフォーマンスに救われた感はあるものの、強豪からアウェイで0-2からの逆転勝利をもぎ取り、パルマは自力で残留を勝ち取った。
最終順位は15位。降格圏(18位以下)より3つ上で今シーズンをフィニッシュした。
鈴木彩艶の貢献は言うまでもなく誰が見ても大きなものがあり、パルマ移籍1年めでさらに評価をアップさせたシーズンとなった。チームを残留させたという実績は大きい。
来シーズンはステップアップしても全然不思議でないが、実際に幾つものビッグクラブから関心を寄せられているが、さて鈴木彩艶の来シーズンは(パルマでもう1シーズンとなるのか…)一体どこで迎えることになるんだろう。
カテゴリー:ヨーロピアン・フットボール2024-25シーズン