ACLEクオーターファイナル…川崎フロンターレがAFC東地区およびJリーグの面目をほどこす。
2025.04.28
昨夜25:30(1:30AM)から行われた川崎フロンターレとカタールのアル・サッドとのクォーターファイナル。言うまでもなくクオーターファイナルここまで3試合、全てAFC(アジア・フットボール連盟)西地区(サウジアラビアのクラブ)がセミファイナルへの勝ち上がりとなっており、いくらサウジアラビアで集中開催のサウジアラビアによるサウジアラビアのためのACLエリート(ACLE)とはいえ、AFC東地区の4チームが全てクオーターファイナルで敗退ということになると今後も含めて何かと問題・厄介であり、川崎フロンターレにはなんとかアル・サッドを倒して欲しい…というのは、まぁ一定総意になりますわな。
アル・サッドは西地区4番めの位置での勝ち上がりなのでチャンスはあると思われたが、カタール代表に選出される選手たち多数抱えており、外国籍選手も多数居るし難敵。気候面でもサウジアラビアの隣国で有利なのは間違いない。
日本でお馴染みのシャビやリージョが監督を務めていたクラブでもある。
だがフロンターレは3分、ミドルゾーンで奪ったボールを山本悠樹が素早く右スペースへ展開、、、家長が追いついて右足クロス、、、中央でエリソンがワンタッチで沈めて先制。思わずガッツポーズ(笑)
ところが5分後、ペナリティエリア左からニアに強烈なシュートを打たれ、ゴールキーパーのド正面だったが手に当てたものの弾くことができずゴールマウス内に転がってしまい同点。まぁ確かに日本ではお目にかかれない弾道だったが、これはいただけない。。。
だが20分、再び山本悠樹がループパスを裏に落とし、マルシーニョがディフェンダー、ゴールキーパーと競りながら右ゴールポスト脇に沈めて再びリード。
フロンターレにとっては、中盤で厳しいプレッシングを仕掛けて来られないのが幸い。それにしてもやっぱりACLでは外国人選手の決定力は頼り。。。
だが、3点めも奪えそうだったが2-1と1点リードで後半へ。
フロンターレはエリソンを55分あたりで下げ、マルシーニョも65分あたりで下げ、これはちょっと早過ぎるんじゃね、、、と思いつつ、ピッチの暑さもあるだろう、、、段々動けなくもなりアル・サッドの攻勢にさらされる時間が多くなる。
すると70分、フロンターレの左サイドでイージーなボールロストから縦に持っていかれ、折り返しを中央でスルーされ、逆サイドから強烈に叩き込まれて同点に追いつかれてしまった。
この後、山田新の決定的なチャンスもあったが突き放すことができず延長戦に。
延長前半8分、右サイド深いエリアで瀬川がプレッシャーをかけると相手の凡プレー(パスミス)を誘発、、、瀬川→山田新→脇坂とつないでフィニッシュ。3-2と勝ち越しに成功。
アル・サッドもガス欠感ありありで、フロンターレも追加点のチャンスが2度ほどありながら決められなかったものの逃げ切り、120分間戦うはめになったがアル・サッドを下してセミファイナル進出となった。
なんとかAFC西地区、そしてJリーグの面目を保つことができた。とにかくセミファイナル(ベスト4)が全て西地区のクラブになってしまわなくて良かった。
まー、ライブで視聴しているこちらも試合が終了して試合後インタビューとかも見ていると朝4:30だよ。。。
次は中3日のアル・ヒラルに対して中2日で挑むセミファイナル。正直、相当分は悪いが、この試合で早過ぎる交替と思われたエリソンとマルシーニョが休めたのが吉と出てくれるか。。。どの予想でも、アル・ヒラル順当勝ちと見られているのは仕方ない。。。
それにしても、どんなに押されまくりの試合でも1試合の中で最低2~3度はビッグチャンスが訪れるもので(アル・アハリとブリーラム・ユナイテッドの試合でもそうだった…)そこを1人で決め切る、前線で1人でなんとかする・できるアタッカーが、こういう短期間一発勝負では絶対に不可欠(それはワールドカップでも同じ)ということをあらためて痛感する次第。
アル・ナスルVS川崎フロンターレは明後日深夜、日本時間4月30日の25:30(5月1日の1:30AM)キックオフ。
カテゴリー:Jリーグ, アジアン・フットボール2024-25シーズン, サッカー・日本サッカー総合